日本株式投資で稼ぐ

株のはじめかた、投資で大切なこと、個別銘柄の分析などを綴ります

絶対にやるべき節約術10選

下記の10の節約術は鉄板かつ最高の節約術です。

実践していない人はお金を捨てているようなものです。

何も考えずに、とにかく実践しましょう

「こんなこと知ってるよ」という人もいるかもしれませんが、知っているだけでは1円の価値もありません

節約術も投資手法も、行動することで初めて価値を生みます。

モチベーションが低くても、行動すれば利益を享受できます。

逆にモチベーションが高くても、行動しなければ何の意味もありません。

やりましょう!できますから。

 

1)スマホ料金プランの見直し

  従来プランから新料金プランや格安SIMに変更しましょう。

  いろいろなプランや会社があるので迷うかもしれません。

  そんなときは「とりあえず変えてみる」が大事です。

  あとでもっとお得なプランが見つかったら、また変更すれば良いだけです。

  一番ダメなのは「迷って末に変更しない」ことです。

2)固定インターネット回線の見直し

  スマホと同じ会社にするとお得な場合も。

  一人暮らしならモバイルルーターもアリ。

3)固定電話の見直し

  固定電話、本当に必要ですか?解約もアリ。

4)電力会社の見直し

  エネチェンジで今より安くなる電力会社を見つけましょう。

  見つけたら即変更です。

  電力もスマホと同じで「とりあえず変えてみる」が大事です。

5)ガスプランの見直し

  電力同様エネチェンジでお得な会社を見つけてチェンジです。

6)生命保険見の直し

  会社の団体保険やネット保険、県民共済などが安いです。

  これもスマホと同じで「とりあえず変えてみる」が大事です。

  今より安くなれば一歩前進です!

7)医療保険の見直し

  医療保険は預貯金がある程度あれば不要かもしれません。

  保険をやめて浮いた分を財形に回すのもアリです。

8)自動車保険の見直し

  会社の団体保険、ネット保険が安いです。

  今より安いプランを探して即変更です!

9)地震、火災保険の見直し

  集合住宅の場合、個人の火災・地震保険の保証対象は専有部のみです。

  火災はさておき、地震は管理組合がマンションの共有部に対する保険に

  加入している場合は、個人の地震保険に入るメリットは少ないかもしれません。

  地震保険は近年値上がりしているので、このあたりを調べてみることをお勧めします。

10)ふるさと納税の活用

  ふるさと納税はリスクゼロ、デメリットゼロの節税制度です。

  これを利用しない手はありません。

  詳しい説明は他のサイトに譲りますが、私はふるさと納税を始めてからお米をスーパーで買わなくて済むようになりました。

  なお、楽天ふるさと納税などポイントも貰えるサイトがお勧めです。

  返礼品とポイントの二重取りが可能になるためです。

 

一週間に1つでも良いです。

やればやるだけ得するのですから、徐々にでも良いので実践していきましょう!

NORITZ ノーリツ 給湯器 888 の意味と直し方(解除方法)

NORITZノーリツ)の給湯器に888と表示された場合、それは「メンテナンス時期」を意味します。

故障ではありません。(分かりにくいですよね。。。)

 

この状態は「運転ボタンを5回連続で押す」ことで解消されます。

ピロン、ピロン、ピロン、ピロン、ピロンと一定のリズムで運転ボタンを5回押してください。

 

投資とは関係ありませんが、NORITZのエラーで困っている人が多そうだったので記しておきます。

【銘柄分析】7228:デイトナ

※2022年12月期 第3四半期決算短信時点

■事業内容

二輪車部品・用品の企画と販売。

売店も3店舗運営。

 

■国内拠点卸売事業

<事業環境>

 外部要因

 ①二輪車販売台数や免許取得者数は増加傾向

 ②二輪車部品用品店では来店客数に落ち着きが見え始める

 ③円安による輸入仕入商品のコストが上昇

 内部要因

 ①期間限定受注が想定超え

 ②随時値上げ実施中。今後も値上げを検討せざるを得ない状況

<収益情報>

 売上高:85億69百万円(前年同四半期比+19.6%

 セグメント利益:14億49百万円(前年同四半期比+17.0%

 

■アジア拠点卸売事業

<事業環境>

 外部要因

 ①競合他社は欠品が多く、値上げ幅が大きい

 ②燃料費や海上輸送運賃の高騰によりコスト増

 内部要因

 ①取引先の開拓が進む

 ②優位性を保つため戦略的に在庫を確保し、値上げ幅も抑える

 ③今後は販売価格の見直しも検討

<収益情報>

 売上高:3億99百万円(前年同四半期比+178.3%

 セグメント利益:75百万円(前年同四半期比+453.5%

 

■小売事業

<事業環境>

 外部要因

 ①二輪ブームの落ち着きや悪天候の影響から客足は減少傾向

 内部要因

 ①まとめ買い需要が多く客単価上昇

<収益情報>

 売上高:19億83百万円(前年同四半期比+12.4%

 セグメント利益:1億64百万円(前年同四半期比+15.5%

 

■その他(太陽光発電事業、リユースWEB事業)

<事業環境>

 外部要因

 ①悪天候による売電量低下

 内部要因

 ②落雷の影響によるパワコンの停止による売電量低下

 ③リユースWEB事業では中古部品の仕入先の確保に努める

<収益情報>

 売上高:2億61百万円(前年同四半期比+32.7%

 セグメント利益:29百万円(前年同四半期比+69.3%

 

■業績推移(四半期累計)※バフェットコードより

 

■株価推移

 

■考察

・国内拠点卸売事業

 期間限定受注の想定超えにより増収増益だが、二輪ブームが落ち着きつつあり、円安によるコスト増などのマイナス要因もあることから、今後は苦戦する可能性あり

・アジア拠点卸売事業

 売上利益ともに規模は小さいものの、それぞれ+178.3%+453.5%の高い成長率は魅力。また、日本とインドネシア2021年の二輪車販売台数を比べると、日本の41万6千台に対して、インドネシアはなんと505万台。つまりインドネシアは日本の12倍以上の販売台数を誇る。今後の成長が実に楽しみな事業である。

・小売事業

 まとめ買い需要により増収増益だが、国内拠点卸売事業と同様に二輪ブームが落ち着きや円安によるコスト増などのマイナス要因がある。加えて、まとめ買いによる反動減の恐れもあり、今後は苦戦する可能性あり

・株価とPERの推移

 株価は上昇傾向だが、PERは横ばいもしくは下降傾向で割高感なし。

■個人的なスタンス

・取得単価3,250円で保有

・11/24の終値で予想PER5.89倍と割安感あり

・増配継続中。同日基準で配当利回り3.23%。22/12予想の配当性向は19%と余裕あり

・高成長のインドネシアは数年間のうちに大化けの可能性あり

・ただし、現在の主力はあくまで国内拠点卸売事業であり、注視すべきはこのセグメント。二輪ブームが落ち着きをみせつつある中、いかに集客するかがカギ。

 

※個人の見解です。投資は自己責任で。

元本を大きく。そのために家計を見直して種銭を作ろう

以前の記事で、複利の恩恵にあずかるためには「とにかく早く」投資をはじめることが大切であるとお伝えしました。

今回はこれに加えてもう1点、大切なことをお伝えします。

■元本を大きくする

複利は、文字通り「雪だるま式」に資産が増えています。

したがって、運用開始時の「元本が大きい」ほど、その増え方も大きくなります。

下のグラフは、元本100万円、200万円、300万円を年20%の複利で運用した場合の資産の増え方を表しています。

元本の大きさによって、増え方に圧倒的な差がつくことが一目瞭然ですね。

20年目の運用額は以下になります。

・元本100万円 → 3,833万円

・元本300万円 → 11,501万円

・元本500万円 → 19,168万円

元本100万円と500万を比べると、0年目(運用開始時点)の差は400万円ですが、20年目ではその差が15,335万円にまで広がっています。

これで元本を大きくすることの重要性をご理解いただけたと思います。

なお、複利における元本は「スノーボール(雪玉)」と呼ばれることもあります。

名立たる有名投資家たちも投資を始めた頃は、労働と節約によってスノーボールを大きくすることに注力していという逸話をいくつも見聞きしたことがあります。

■家計を見直して種銭を作ろう

投資の元本を増やすためには、当然ながらその種銭を作る必要があります。

年収が1,000万円を超えるような高給取りの人は、給料の中から種銭を無理なく捻出できるかもしれません。

しかし、多くの人は、月々の給料から生活費やローンの支払いを済ませると、手元に残るお金はごく僅かというのが実情ではないでしょうか。

給料がどんどん上がってくれれば嬉しいのですが、そういう人は稀でしょう。

転職して年収アップを目指す手もありますが、職種や家庭環境からそれが難しい人もいるでしょう。

ですので、多くの人は、現在の収入の中で「家計を見直して種銭を作る」というのが現実的な選択肢になると思います。

 

家計は家庭によってさまざまですが、以下はどの家庭にも共通する重要なポイントです。

スマホ

これは家計の見直しにおける最重要項目です。

MMD研究所が発表した「2021年12月通信サービスの料金と容量に関する実態調査」によると、端末代・オプションを含んだスマホ代の平均額は以下となっています。

大手通信会社3社(ドコモ、auソフトバンク)と契約している人のスマホ代は、従来プランで平均8,471円、オンライン申し込み専用の新料金プランで平均額は6,345円です。

一方、ここ数年でユーザー数が増えている格安SIMMVNO)と契約している人は平均3,841円と、大手3社の利用者と比べてかなり安くなっています。

もし、従来プランの人が格安SIMに乗り換えた場合、単身世帯でも月間で4,630円、年間で55,560円の節約になります。

4人世帯なら月間で18,520円、年間で222,240円の節約になります。

 

もちろん、それぞれのプランで利便性の違いがありますが、外出先で動画を見ない人であれば格安SIMでも特段問題はないと思います。

私自身はSIMカードが2枚挿入できるスマホを購入し、ドコモの通話のみのSIMとMVMOの通信のみSIMを併用することで、スマホの通信費を月間で2,100円程度に抑えています。

■保険料

ひとことに保険といっても、生命保険、医療保険自動車保険地震・火災保険など様々なものがあります。

年齢や家族構成、年収などによって必要な補償内容は異なるので「これが正解」とは言えません。

しかし、保険料を安く抑えるポイントはあります。

 

大企業にお勤めの人

➡「企業の団体保険」を検討しましょう。

 スケールメリットで保険料がかなり安く設定されてい場合が多いです。

 これを利用しない手はありません。

それ以外の人

➡「ネット型の保険会社」を検討しましょう。

 ネット型の保険会社は、店舗や営業担当をもつ保険会社と比べて、営業間接費が低く抑えられため、保険料も安くなっています。

 最近のネット型保険会社は、問い合わせ体制もしっかりと整備されているため、何かあった際もすぐに問い合わせすることが可能です。

 

■まとめ

他にも電力代やガス代など見直すべき費目は多数ありますが、まずはスマホ代と保険料を見直しましょう。

これらを見直せば、家庭によっては年間数十万円の削減効果があります。

5年10年のスパンで見れば、その削減効果は100万円以上にものぼります。

削減した分のお金を株式投資の元本に回すことで、複利の効果は確実に大きくなります。

少しずつスノーボールを大きくしていきましょう。

【銘柄分析】9731:白洋舎

■事業内容

クリーニング業界首位。

ホテル用のリネン製品や企業向けのユニホームを貸すレンタル事業も展開。

 

■クリーニング事業

<事業環境>

 外部要因

 ①服装のカジュアル化で需要減少傾向

 ②ここ数年はコロナによる在宅勤務の定着で需減減少が顕著

 ③足元はコロナが落ち着き需要若干戻る

 ④今後もコロナ前の需要は戻らないと推測

 ⑤エネルギー価格高騰による原価上昇

 内部要因

 ①不採算店舗の閉店によるコスト圧縮

 ②店舗から集配など収益性の高い営業チャネルへシフト

 ③クリーニング料金の値上げ

<収益情報>

 2022年12月期 第3四半期決算短信

  売上高:13,201百万円(前年同四半期比+7.6%)

  セグメント利益:966百万円(前年同四半期は-321百万円)

 

■レンタル事業

<事業環境>

 外部要因

 ①ここ数年はコロナにより需減減少が顕著

 ②リネンサプライはホテルの稼働率急回復

 ③レンタルもチェーン店やテーマパークの客足戻り需要増加

 内部要因

 ①需要の回復を見据えた営業・生産体制の整備を推進

<収益情報>

 2022年12月期 第3四半期決算短信

  売上高:14,610百万円(前年同四半期比+23.0%)

  セグメント利益:690百万円(前年同四半期は-1,029百万円)

 

■業績推移(四半期累計) ※バフェットコードより

 

■株価推移

■PER推移

 

■考察

・クリーニング事業

 ➡事業環境悪いが、不採算店舗閉店やチャネルシフトが功奏

 ➡事業環境の改善と収益力強化が同時に進めば急回復も

・レンタル事業

 ➡アフターコロナでV字回復

 ➡営業・生産体制の整備の効果でコロナ前を上回る可能性あり

・2022年12月期

 ➡第3四半期時点で既に黒字転換

 ➡レンタルがけん引し、通期上方修正を期待

・PER

 ➡一見上昇が目につくが、利益急伸中につき割高感なしと判断

 

■個人的なスタンス

逆張り投資先として1,580円でIN済み

・通期上方修正で2,500円を超えたら利確も視野

・4Q決算の来期予想がリスクか。その意味でも上方修正があれば利確も良し。

 

※私の個人的見解です。投資は自己責任で。

 

 

 

 

株価が上がる仕組み。きちんと説明できますか?

Q:株価はどのような時に上がるでしょうか?

  • 利益が増えたとき
  • 配当が増えたとき
  • 株主優待が導入されたとき
  • ポジティブなIR(有力企業との提携など)が発表されたとき

いずれも間違いではありませんが、答えとしては△です。

上の問いに正しく答えるためには、まずは株価がどう決まるかを理解する必要があります。

 

株価は需要と供給のバランスで決まる

株価は需要と供給のバランスで決まります。

他のモノやサービスと同じです。

 

「需要と供給」と聞くと、子どもの頃に授業で習ったこの図を思い出す人が多いのではないでしょうか?

 

この図だけで需要と供給の関係をしっかりと理解できる人は問題ないのですが、いまいちしっくり来ないという人は以下の図を見てください。

まず①の図を見てください。

この図は株の注文量を横軸、株の価格を縦軸としています。

上の青い三角形は売り注文です。(=供給)

売りたい人はできるだけ高く売りたいわけですから、株価が高い位置では注文の量が多く、低い位置では量が少なくなります。

下の赤い三角形は買い注文です。(=需要)

売り注文とは逆で、買いたい人はできるだけ安く買いたいので、株価が低い位置では注文の量が多く、高い位置では量が少なくなります。

①の図では売りたい人と買いたい人の価格が一致しないため、売買が成立しません。

このような売買が成立しないということは、株価が決まらないということです。

 

②の図はどうでしょうか。

こちらは売りと買いの三角形が重なっています。

重なった部分は売りたい人の価格と買いたい人の価格が一致しているということです。

ですので、この部分の注文者間では売買が成立し、株価が決まるというわけです。

 

株価が上がる仕組み

上で株価が決まる仕組みを理解できたら、次は株価が上がる仕組みを理解しましょう。

下の図を見てください。

③は高値が売買が成立する時、つまり株価が上がる時を表しています。

④は安値で売買が成立する時、つまり株価が下がる時を表しています。

 

2つの違いは何でしょうか?

三角形の大きさ(注文の量)は同じですが、位置が違いますね。

 

③は価格が高い位置で三角形が重なっています。

これは「高くても買いたい」という人が増えて、赤い三角形(買い注文)が上に動いたということです。

それに応じて売りたい人も「もっと高くで売れそうだ」と考えて、青い三角形(売り注文)も上に動いています。

このような状況では株価が上がります。

 

④は価格が低い位置で三角形が重なっています。

③とは逆に「安く買いたい(=高く買うほど魅力がない)」という人が増えて、赤い三角形が(買い注文)が下に動いたということです。

それに応じて売りたい人も「安くしないと売れない」と考えて、青い三角形(売り注文)も下に動いています。

このような状況では株価が下がります。

 

さて、最初の質問に戻りましょう。

Q:株価はどのような時に上がるでしょうか?

ここまで読めばわかりますね。

正しい回答は高くても買いたいが増えて)買い注文が上に動くとき」です。

当たり前過ぎると思う人もいるかもしれませんが、これをきちんと理解できているかどうかで決算の見方も変わってきます。

利益が増えたときや配当が増えたときは、一見株価が上がりそうです。

しかし、投資家やアナリスト達が期待していたほど利益や配当が増えていなければ「期待外れだな・・・」と受け取られたり、例えばライバル会社の方が利益を増やしていれば「あっちの会社の方が魅力的」と思われて、買い注文が上に動かない時が往々にしてあります。

逆に株価が下がる時もめずらしくはありません。

 

ですので、決算書やIRを見てポジティブな材料だと思っても、その結果で「買い注文が本当に上に動くのか?」という視点で常に考える必要があります。

その際は「投資家の期待に対して上か下か」や「他の会社と比べてどうか」あるいは「この会社の過去と比べてどうか」など、多様な視点で考えるようにしましょう。

問題を分解し、「小さな」対策を「たくさん」打て

「同じ仕事なのに人よりも時間がかかってしまう」

「似たようなミスを繰り返してしまう」

 

みなさんはこんな経験ありませんか?

私は嫌というほどあります!(開き直り)

今回は、私がこれらの問題を解決するきっかけになった上司からのアドバイスを紹介したいと思います。

仕事だけではなく、日々の生活を改善するうえでも非常に役立つ考え方なので、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

うぬぼれていた新入社員時代

私は大学卒業後にシステムエンジニアの職につきました。

入社後は数か月間の新人研修を受けましたが、学生時代に情報系を専攻していたこともあり、特に躓くことなく課題をクリアしていきました。

今思えばそれが逆に良くなかったと思います。

入社前に抱いていた「社会人て大変そう。やっていけるのだろうか・・・」という不安は消えさり、いつの間にか「仕事なんてチョロいもんじゃん」という過信に変わっていきました。

しかし、現実はそう甘くはありません。

私の過信は最初に配属された現場で文字通り「粉々に」打ち砕かれました。

 

花形部署への配属。そこで味わった挫折

情報系の学部出身で、新人研修でもリーダーを勤めた私は、人事に評価されたのかどうかは定かではありませんが、いわゆる「花形部門」に配属されました。

自信満々で乗り込んだ私がそこで担当することになったのは、非常に高度なシステムの保守・開発業務でした。

そのシステムは巨大かつ難解で、1時間止めると新入社員の年収など消し飛んでしまうくらいの損失が生じるクリティカルなものでした。

花形部門ということもあり、そこで働く先輩社員は非常に優秀な人ばかりで、私のスキルなど全く通用しませんでした。

 

私なりに与えられた仕事をこなそうと必死に頑張ったつもりでしたが、社内レビューでは毎回ボコボコ・・・

あまりの指摘の多さに議事録作成に何時間も費やした挙句、議事録の記載に漏れがあると突き返されることもしばしば。

小さなタスクにことごとく躓くため進捗が遅れ、遅れを取り戻そうと焦ってまたミスをする始末。

完全に悪循環にはまっていました。

 

上司がくれた金言

日々仕事に追われ、焦り、ミスを繰り返す。

そんな時に、上司が私にくれたアドバイスが、私の仕事の生産性を上げるきっかけになりました。

 

私「議事録の作成に時間がかかって困っています。指摘が多くて。記載を漏らしてしまうこともあります・・・」

上司「分けて考えるんだよ。そんで小さな対策を山ほど打て。例えばこうだ

上司「まず、指摘が多いことは、成果物の品質が悪いことが原因だろ。成果物の品質あげれば議事録なんて『指摘なし』で済むんだ。だから品質を上げることを考えろ。今までさんざん指摘されて来たんだ。過去の議事録から指摘事項ピックアップして自分用のチェックリスト作って朝一と昼一に読み返してみるのはどうだ?」

上司「だが、それでも指摘はいきなりゼロにならない。そんなに甘くない。だから議事録を早く書く方法も考えろ。例えば『上記の指摘通り対応する』や『担当者:〇〇』とかって沢山書くだろ?前者は『j』、後者は『t』でパソコンに単語登録すればタイピング量が減る。確実に数パーセントは早くなる」

上司「それと記載漏れ。メモが間に合わないのか?だったら『すみません。メモらないと議事録から書き漏らすかもしれないので、待ってください』とハッキリ言え。そう言われたら相手はダメなんて言えないだろ?それでも不安なら、会議終了時に確認しろ。『指摘事項は〇〇、××、△△△でよいでしょうか』とかな」

上司「これをやれば劇的に状況が改善するような魔法なんてない。あれば研修で教えてる。だから問題を分解して、小さな対策をたくさん打つんだよ

 

もう少し要約しようと思いましたが、当時のやりとりをそのまま文字に起こしてしまいました。(上司がこのブログを見たら完全に身バレ)

上司のアドバイスが的を射ていることと、私が自己分析できいなかった問題点を即座に見抜き、平易かつ具体的な言葉で淀みなく説明してくれた上司の手腕に衝撃を受けたことを覚えています。

 

この話を聞いて以来、私は日々問題の分解と対策の千本ノックを繰り返しました。

その結果、少しずつですが確実に生産性が向上し、10年経った今では当時とは比べ物にならないほどの高い生産性と、様々なことに応用が効く問題解決能力を身につけることができました。

 

大きな問題を分解して、小さな対策をたくさん打つ。

これは仕事のみならず、日常生活や投資のやり方を改善するのと非常に役立つアプローチです。

この記事を読んで「私も取り組んでみよう」と思ってくださる方が一人でもいれば幸いです。