日本株式投資で稼ぐ

株のはじめかた、投資で大切なこと、個別銘柄の分析などを綴ります

【銘柄分析】9731:白洋舎

■事業内容

クリーニング業界首位。

ホテル用のリネン製品や企業向けのユニホームを貸すレンタル事業も展開。

 

■クリーニング事業

<事業環境>

 外部要因

 ①服装のカジュアル化で需要減少傾向

 ②ここ数年はコロナによる在宅勤務の定着で需減減少が顕著

 ③足元はコロナが落ち着き需要若干戻る

 ④今後もコロナ前の需要は戻らないと推測

 ⑤エネルギー価格高騰による原価上昇

 内部要因

 ①不採算店舗の閉店によるコスト圧縮

 ②店舗から集配など収益性の高い営業チャネルへシフト

 ③クリーニング料金の値上げ

<収益情報>

 2022年12月期 第3四半期決算短信

  売上高:13,201百万円(前年同四半期比+7.6%)

  セグメント利益:966百万円(前年同四半期は-321百万円)

 

■レンタル事業

<事業環境>

 外部要因

 ①ここ数年はコロナにより需減減少が顕著

 ②リネンサプライはホテルの稼働率急回復

 ③レンタルもチェーン店やテーマパークの客足戻り需要増加

 内部要因

 ①需要の回復を見据えた営業・生産体制の整備を推進

<収益情報>

 2022年12月期 第3四半期決算短信

  売上高:14,610百万円(前年同四半期比+23.0%)

  セグメント利益:690百万円(前年同四半期は-1,029百万円)

 

■業績推移(四半期累計) ※バフェットコードより

 

■株価推移

■PER推移

 

■考察

・クリーニング事業

 ➡事業環境悪いが、不採算店舗閉店やチャネルシフトが功奏

 ➡事業環境の改善と収益力強化が同時に進めば急回復も

・レンタル事業

 ➡アフターコロナでV字回復

 ➡営業・生産体制の整備の効果でコロナ前を上回る可能性あり

・2022年12月期

 ➡第3四半期時点で既に黒字転換

 ➡レンタルがけん引し、通期上方修正を期待

・PER

 ➡一見上昇が目につくが、利益急伸中につき割高感なしと判断

 

■個人的なスタンス

逆張り投資先として1,580円でIN済み

・通期上方修正で2,500円を超えたら利確も視野

・4Q決算の来期予想がリスクか。その意味でも上方修正があれば利確も良し。

 

※私の個人的見解です。投資は自己責任で。